フェルデンクライス・メソッド

Feldenkrais Method

レッスンの内容


フェルデンクライス・メソッドには、
『ATM』(グループレッスン)
『FI』(プライベートレッスン)
という、2種類のレッスンがあります。

グループレッスンATM

(Awareness Through Movement)
動き通しての気づき





ATMは、プラクティショナーが言葉によって動きを導き、

自分で動くレッスンです。


床に横になったり、楽な姿勢で行われます。

激しい動きや、無理にストレッチするような動きはありません。


レッスンには、『正しい動き』や『上手な動き』はありません。

自分にとって『快適な動き』が一番良い動きです。

その動きができることよりも、どうやったら快適にできるのかを、探すプロセスに意味があります。


プラクティショナーは、ほとんど動きの見本を見せません。

他人の真似してその動きができることには、意味がないからです。

興味と好奇心を持って、
動きを探索することを楽しんでください!





レッスンの効果的な受け方



◆ ゆっくり動く。
はやく動くと、いつもの習慣的な動きになってしまいます。
新しい動きを発見できません。

脳の神経系が小さな違いに気づくことができません。
 
 
◆ 力をなるべく使わない。
使う力を減らすことで、動きを感じる感受性が高まります。


◆ 小さく動く。
ストレッチのように、限界に挑戦するのではなく、小さ範囲で楽に動くことを学習します。


◆ 機械的な反復運動にしない。
脳は、興味を持ち、注意を向けている時に学習します。


何かを得るために、
何度も何度もがんばって、
力いっぱい努力する。

‥という、これまでのやり方とは、
違う学び方です。

プライベートレッスンFI

(Functional Integration)
機能の統合





FIは、プラクティショナーが直接手を触れて動きを導くレッスンです。

 
個人的な興味や希望、目的に合わせて行います。

よりダイレクトなレッスンです。

ベッドのような台に横になっていただいて、動きの探索をします。


プラクティショナーは、クライアントさんの動きに注意を向け、どんな風に動くのか探していきます。

レッスンを受けている方の、脳の神経系も、プラクテショナーと同じところに注意を向け、一緒に探索し、学習しています。

一方的に動かしているように見えて、実は相互のコミュニケーションがあるのです。

モシェ・フェルデンクライスは、
FIをすることを 『一緒に踊る』 と言ったそうです。


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