フェルデンクライス・メソッド

Feldenkrais Method

 フェルデンクライスは

 どうして効果があるのでしょうか



体から脳への情報のフィードバック


体を動かす時には、
脳から体に指令が送られます。

同時に、どんな風に動いたのかというフィードバックが、体から脳へ、常に送られています。

そして、その体からの情報を元に、
脳は日々「学習」し、変化しています。

   

でも、良いことばかりを学習するわけではありません。



例えば、

体のどこかにいつも力をいれていると、

脳はそれが正常な状態だと認識し、


自分では、力を入れていることに
気づかなくなってしまいます。

常にガチガチです。


ある部分をずっと使っていないと、
脳は、そこが動かないのが通常の状態だと学習し、動きが失われてしまいます。

からだの中には、
いつのまにか動かなくなってしまっているところが、たくさんあるのです。


今の私たちの体の使い方は、
過去の私たちの「行動」から作られたものです。


未来の自分の体の使い方は、今の「行動」で変えられます


それならば、脳に 良い動きを学習させよう!

それが、フェルデンクライスのレッスンです。


脳が体からの情報で学習する、という機能を利用して、

快適な動きや、
色々な動きの 『情報』 を脳に送ることによって、動きを改善することができます。


レッスンの中には、
普段の生活の中では あまりやらない動きがたくさん含まれています。

普段あまり使わない部分を使います。


動きの 『経験』 を増やすのです。



  


脳は、新しい動きを発見し、学習し、

体の色々な部分を使うようになっていきます。

脳が、最適な動き方を選択するための
材料を増やしてあげるのです。



レッスン中は、自分の体の状態に、たくさん注意を向けます。

脳は、動きに必要以上の力を使っていることに気づき、よぶんな努力を止めるようになります。



フェルデクライスのレッスンで学習することは私たちの中に既にあるものです。


骨格には元々、快適に、機能的に動く機能が備わっています。

外側から何かを取り入れるのではなく、自分の体がどんな風に動こうとするのかに、耳を傾けます。



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